抜歯した経験のある方ならば、その後の腫れや痛みに戸惑うこともあったのではないかと思われます。実は抜歯する時よりも、抜歯した後の方が痛く、苦しいものなのです。抜歯後に腫れが引くまでの、上手な乗り切り方をこちらで確認しましょう。
腫れや痛みのピークは、一般的には抜歯より三日後あたりだと言われております。腫れについては、抜歯したことに対しての正常な反応なので、心配いりません。通常は、1~2週間程度の時間をかけて、腫れはゆっくりと引いていきます。長引いているようであれば、医師にすぐ相談しましょう。
細菌などによる炎症反応ではなく、傷口を治そうとする作用として腫れているため、冷やし過ぎた場合はその分治癒が遅れます。ただ、冷やさなければ痛みは強くなっていきます。あまりに痛む場合は、水道水などで冷やしたタオルや、おでこに貼るタイプの冷却材などを使用する程度にとどめましょう。
打撲など、怪我をした箇所は冷やすことはあっても、わざわざ温めるようなことは、なかなかないでしょう。抜歯時も同じく、温めてはいけません。体温を上げるような行為も避けましょう。激しい運動は厳禁であり、お風呂もできる限り避けましょう。体を洗いたい場合には、シャワーを軽く浴びる程度にとどめます。辛い食べ物や、アルコールは控えましょう。特にアルコールは、処方された抗生物質と同時に飲んではいけないものが一部にはあります。
抜歯後は、お薬を処方することがあります。これらは指示通りに飲むようにしましょう。上にある通り、抜歯の三日後あたりが痛みのピークとなります。痛みが強くなったら、我慢せずに痛み止めを服用しましょう。抜歯時の状況次第では、抗生物質を処方する場合があります。感染症を予防するためのものなので、必ず服用を続けてください。この場合、薬を飲み切るまでアルコールはお控えください。
親知らずなど、奥歯付近の歯を抜いた場合には、炎症が喉に及ぶ場合があります。そうなると、唾液などを飲み込んだ際に痛むことがあります。比較的、起こりやすい症状です。2・3日で痛みは引くはずですが、もし長引く場合は担当の医師に相談するのが賢明です。
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