歯を守る「予防メインテナンス」を通して、患者様のお口の健康、そして全身の健康をお守りします。歯のことなら岡山県総社の歯医者山手グリーン歯科医院へご相談下さい。
人間の歯は、永久歯が生えたら最後であり、その後は二度と生えてくることはありません。それでも、時には歯を抜く必要に迫られる場合があります。抜歯を行うタイミングや、抜歯した後に気をつけたいポイントを抑えておきましょう。
極度に進行した虫歯や歯周病により、歯を治療できる見込みのない場合は、細菌の塊となってしまった歯を抜くことで、他の歯と歯茎を守ることができます。しかし現在の歯科医療の現場では、歯を可能な限り残す努力をしています。それに重ねて、ご自身での歯のケアを欠かさず行い、虫歯の症状が軽いうちに治療を行うことができれば、このような抜歯は避けることができます。
親知らずは、そのほとんどが斜めや横になった状態で生えてしまい、周囲の歯や全体の歯並びに影響を及ぼします。その時点では虫歯になっていなかったとしても、抜歯する場合が多々あります。八重歯も抜歯の対象となる場合があります。本来は犬歯と呼ばれる歯が、歯列から外れ、前方に飛び出す場合があり、この状態の歯を八重歯と呼びます。
口の開閉を妨げ、唇を傷つけるような状態であれば、抜歯を行う場合があります。しかし八重歯の抜歯はリスクが伴うため、他の歯を抜歯し、八重歯を歯列に移動させるという治療方法を行う場合もあります。
歯並びの矯正治療の際に、歯列の幅が足りない場合には、一部の歯を抜いてスペースを確保する方法があります。親知らずとあわせて、複数本の歯を抜くことを提案する場合もあります。
抜歯の後3時間程度は麻酔が続くため、その間は食事を取ることができません。食べる物も、固いものや刺激物は避けるべきであり、状況次第ではゼリー状の食品しか受け付けないこともあるでしょう。抜歯した側の反対の歯のみを使って、上手に噛む必要があります。
抜歯をする時より、抜歯した後の方が強い腫れと痛みが発生するのが一般的です。ほとんどの方は三日後がピークとなりますので、処方された痛み止めなどを使用しましょう。
傷口が塞がるまでは、ブラッシングやうがいは可能な限り控えなければいけません。頻繁に行うと、傷口が開いたまま、痛みを伴うドライソケットの症状が現れてしまい、治癒が遅れます。
抜歯後の傷口から細菌感染し、痛みや腫れ、発熱が発生する場合があります。処方された抗生物質などを服用し、予防に努めましょう。
抜歯した後は、傷口から口臭が発生する場合があります。治癒を進行させる上で仕方のない口臭であり、心配する必要はありません。
生涯を通して使うはずの歯を、あえて抜歯することが、時には有効な治療方法となる場合があります。大切なのは、虫歯や歯周病を進行させることで、無駄な抜歯をしなければいけない状況とならないようにすることです。日頃から適切なケアや、定期検診を行うことが重要です。
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